秦野市の重要指定文化財
- 金剛寺(こんごうじ)
- 木造阿弥陀三尊立像(もくぞうあみださんぞんりゅうぞう)
- 令和4年8月19日指定
概要
- 中尊 木造阿弥陀如来立像(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)(写真中央)
像高83.5センチメートル 寄木造
推定製作年代:室町時代後期から江戸時代初頭
- 脇侍 木造勢至菩薩立像(もくぞうせいしぼさつりゅうぞう)(写真左)
像高59.0センチメートル 寄木造
推定製作年代:鎌倉時代前期
- 脇侍 木造観音菩薩立像(もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう)(写真右)
像高58.2センチメートル 寄木造
推定製作年代:鎌倉時代前期
「実朝念持仏」との由緒が伝承される木造阿弥陀三尊立像で、両脇侍の観音・勢至菩薩立像は、鎌倉幕府三代将軍源実朝の没後間もない頃に御家人波多野氏らを中心に供養のために造立されたものと推定されます。
中尊の阿弥陀如来立像は、鎌倉時代中期の阿弥陀如来立像の形式に倣った室町時代後期から江戸時代初頭の作とみられ、ある時点で補われたものと推定されますが、歴史的・美術的意義に鑑みて、阿弥陀三尊立像として文化財指定にふさわしいとされることから指定されました。
アクセス
金剛地阿弥陀堂(秦野市東田原1115)