秦野市指定重要文化財
- 戸川原の双体道祖神(とかわはらのそうたいどうそじん)
- 平成24年指定
概要
- 寸法 塔高:49.5センチメートル 塔幅:31.0cm 塔奥行:18.0センチメートル
- 形状 舟形
- 材質・技法 石・彫刻
- 年代 江戸時代初頭
戸川原の双体道祖神は、舟形にかたどった石に僧形の双体像が浮き彫りされ、舟形石の正面には「寛文九年□八月廿六日」(1669年8月26日)の銘が刻まれています。県内では銘が判読できるものとしては最も古く、全国的にも数少ない初期道祖神石塔のひとつです。また、『和妙類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)』などの平安時代の文献には「道祖」と書き、「セエノカミ(サエノカミ)」と読みます。現在でもそのように呼ばれ、道祖神信仰などの民間信仰史を明らかにする上でも資料的価値が高いといえます。
道祖神祭り
毎年1月13日付近には、道祖神に玉串奉奠が行われます。また、正月のお飾りなどを燃やして団子を焼いて食べるセエトバライが行われ、参加者には甘酒、ぜんざいなどがふるまわれました。
所在地
神奈川県秦野市戸川701
交通手段
注:駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。
神奈川中央交通バス「戸川」バス停下車徒歩10分
秦野駅から
- 菩提経由渋沢駅行(秦51)
渋沢駅北口から
- 菩提経由秦野駅行(秦51)
- 菩提経由高砂車庫行(秦53)