八坂神社の大椋

秦野市指定の天然記念物

八坂神社（やさかじんじゃ）の大椋（おおむく）
昭和46年指定

今泉諏訪町の八坂神社のムクは、樹高20メートル、幹周り6.5メートルで鶴巻の大ケヤキに次ぐ大きさです。八坂神社は昔、天王社と称しており、天王社のエノキと呼ばれていましたが、実際はムクノキです。また、天保13年（1842）に記された『新編相模国風土記講』では、今泉峰の八幡神社のエノキ、今泉細田の権現社のエノキとあわせて、「今泉三榎」と呼ばれていましたと記載されています。しかし、現存しているものは、八坂神社のもののみです。5月頃には淡緑色の細かい花が咲きます。